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修士リサイタル

教え子で東京藝術大学院生のRさんの“修士リサイタル“…院生に課されているリサイタルプログラムのコンサート…を聴いて来ました。

大学内の第6ホールで開かれたリサイタル、興行コンサートにはない厳粛な雰囲気でした。

一曲目はポーランドの作曲家シマノフスキーのヴァイオリンソナタ。あまり聴き馴染みのない曲かもしれませんが、独特の魅力のある作品です。Rさんの演奏、私達をポーランドの未知の村へ誘ってくれました。

二曲目は、フランクのヴァイオリンソナタ🥰。どの楽章もそれぞれに素敵な曲で、そのそれぞれの楽章に「このメロディがいい💕」「ここのハーモニーがたまらない💕」「この展開の仕方が絶妙💕」という推しの部分がある大好きな作品です。その一つ、第三楽章の途中に、私には走馬灯が回っている様に感じるところがあるのですが、Rさんの小学生時代のこと…レッスンで思うように弾けなくて涙を流していたこと、合宿でホームシックになってしまったこと、ヴァイオリン以外の習い事もやってみたい!と、他の習い事を始めてみたもののその習い事中に「この時間にヴァイオリンを弾きたい、時間がもったいない」と感じてしまい結局続かなかったというエピソードなど、正に走馬灯の様に浮かびました。

あの可愛かったRさんがこんなにも立派にになったとは✨‼︎

Rさんの音楽に導かれてRさんの思い出に浸る、何とも贅沢で幸せな時間でした。

今後のRさんの活躍が楽しみです♪。